ギター寅さんの日記 |2013年5月7日 プロって何?(その2)

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://guitartiger.blog54.fc2.com/tb.php/1368-524802a3

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

2013年5月7日 プロって何?(その2)

まずは、休業ならびに営業時間変更のお知らせです。若干変更ありますので、ご注意ください。

::臨時休業ならびに営業時間変更のお知らせ::
5月12日 所用のため全日休業
5月13日 東京出張のため全日休業
5月14日 東京出張のため全日休業
5月15日 出張後の処理のため全日休業
5月19日 所用のため14:00から開店
6月01日 出仕事のため全日休業
6月02日 出仕事のため全日休業

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします


GW、終わりましたね。毎年のことですが、GWはなんだかんだとバタバタしてます。休みらしい休みは、5.6日に嫁の実家に行ったぐらいです。

私事ながら、かねがね嫁のお母さんの調子がよくなく、いつか行かねばと思いながらも、ついついのびのびになってたんですが、嫁さんの段取りもあるんで思い切ってお休みをいただき、いってきました。お母さんはとりあえず元気そうで、とても安心しました。

ちょうど浜松まつりの真っ最中でして、お母さんも、何ならいってきたらとおっしゃってくれたんで、大凧揚げは時間的に見られませんでしたが、夕方の屋台練りを見ることができました。とても面白かったです。

さて、お休みの最中も、みなさまからあちこちお問い合わせやご注文を頂きまして、本当にありがとうございました。しかし、わたくしもお休みの最中にもそうやって、みなさまに追われる身分になったかと思うと、本当にありがたい限りです。本当に感謝いたしております。

しかしながら、いかんせん、外出先だったんでうまく対応できず、本当にすみません。いま一件ずつ処理中ですので、今しばらくお待ちくださいませ!

さて、その帰省の道中で読もうと、この間ブックオフで「日本アホバカ分布考」という本を買いました。かなり古い本です。105円のところにありました。

そう、いまから20年ぐらい前、人気テレビ番組「探偵ナイトスクープ」でやっていた、「アホとバカの境界線を探る」という依頼から派生した企画、「日本アホバカ分布図」を作ったプロデューサーさんの本です。たしか、その企画は数々の賞をとり、民俗学の学会でも発表されるぐらいのものだったので、覚えている方もたくさんいらっしゃると思います。

その企画のすごいところは、「アホ」と「バカ」の境目には「たわけ」という言葉があり、その、「たわけとバカの境界は?」という、当時局長だった上岡竜太郎さんの鶴の一声で、ただ単にアホとバカの境界線でなく、それぞれの方言で、それに相当する言葉をいろいろ調べていきことになり、テレビ番組的にだけでなく、民俗学の貴重な資料としても成立したのです。

僕はこの、上岡さんのひとこと「バカとたわけの境界は?」という一言に、わたくしはものすごく惹かれます。これこそ、プロが持つべき目線なんだろうなと。

別に、楽器の話に限った話ではありませんが、わたくしは、ネットが現れてからこっち、デジタルでのコミュニケーションが発達すればするほど、この上岡さん的なものの見方が、どんどん廃っているように思うんです。ようするに、アホとバカの境界だけ調べればそれでいい、それ以外のことは、別にかまわない。「たわけ」はそこにはない。

そういうものの見方があふれているような気がします。要するに、物事がそこにいたる過程みたいなものを、どこまで丁寧に見ることができるか、そういうことがないがしろにし、瞬時にマルバツをつけることが正しいとされているようにすらおもえます。

もちろん、わたくしのやり方が正しいと断言するつもりは毛頭ありませんが、何かしらお見積もりやお問い合わせをいただいたときは、逆にこちらからたくさんお尋ねしたり、できるかどうかは別として、リペアならお預かりすることもあります。確かに、このやり方は自分でもめんどくさいなあと思うことはあります。

けれど、世の中すべてのことがらは、1か0か、マルかバツか、できるかできないか、できるなら価格は?といったような、そういう二元論で判断できることばかりではありません。また、ものごとの良し悪しみたいなことも、一概に決めることはできません。だからこそ、皆様もお問い合わせをされているわけですし。

そして、その判断を瞬時にできないことも、あたかもダメなような風潮もありますが、わたくしは決してそうはおもいません。許されるなら、一歩引いて、どうすれば一番理想的で効率的かをじっくり考えればいいんです。

そのなかで、二元論的なマルバツだけでない、ほかの判断だって生まれてきます。人はそれを妥協と呼ぶかもしれません。けれど、Bestを追い求めてできなくなってしまうのであれば、Betterをめざして形にするのだって一つの方法です。

もちろん、時と場合によっては時間的余裕もなく、瞬時の判断も必要でしょう。でもそれは、もはや正解を求めて下す決断ではなく、ある意味で博打です。そのときに必要なのは「しくじったときに責任を取る覚悟」です。

でも、一番最低なことは、乏しい経験しかかないくせに、拙速につたない判断を下すことです。わたくし自身、それでいままでどれだけの失敗を重ねてきたことか!

その中から、わたくしが得た物は、自分の知っている知識や持っている技術など、まだまだで未熟あり、そして、常にそれを疑ってかかる気持ちがないと、仕事として成立しないばかりか、お客様の財産をも毀損してしまう恐れがあるってことです。

こういうものの考え方は、やもすれば上から目線にもなりかねません。自分だってそれは十分自覚しているつもりです。でも、こういった慎重な考え方を上から目線というのであれば、これほど楽なことはない。中途半端にやってればいいなら誰で困りはしませんし、できることならそうしたいぐらいです。

私どもは、仕事をしているのです。要するにプロなんです。したがって、何かにつけて責任があるんです。そのためには、徹底的な懐疑論者になるべきであり、二元論で片付けられないことだって、首尾よくおさめらる能力を求められているのだと思います。

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://guitartiger.blog54.fc2.com/tb.php/1368-524802a3

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。