ギター寅さんの日記 |2013年8月20日 ギター寅さんの厄年

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2013年8月20日 ギター寅さんの厄年

どこでもいいんですが、神社に行くと、よくこの年に生まれた人は厄年、みたいな表が張られているところがあります。男かぞえで43歳となるわたくしは、どうやら後厄のようですが、この三年、特に困ったこともなく、前厄の年には結婚までしています。まあ、要するにまったくそういうことは眼中になかったんです。

しかし、この8月に起きた母の大病が、その厄を一気に引き受けてくれたみたいな、そんなふうにも感じるのです。

それにしても、わたくしはあまりにもうかつでした。仕事場が自分の住まいで、そこで同居しているにも関わらず、今から思えば予兆がありながら、ここまで気がつかなかったのですから。無事に手術が終わって、あとは時間が母を治癒してくれると知ったいまから思えば、これは笑い話ですが、わたくしは、母にもしものことがあったら、嫁と離婚して出家をしようと思っていました。

家族を守れないものが偉そうなことを言ったところで、そして母に万が一のことがあった時点で、わたくしの言葉には何の説得力もありません。たとえそれが、自分の専門分野であり直接命にかかわりのない楽器のことだとしても、その時点でわたくしの言葉には重みがなくなります。そんな人にリペアを出したいかといわれれば、たぶん自分はいやです。

そして、わたくしだけでなく、母の異変を見逃し続けた医師が近くにおります。おそらく彼は、世間的には「藪医者」のレッテルを貼られて嘲笑の的になることでしょう。しかし、わたくしには彼を責める気にはなれません。だいたい難しい病気であったと言うことのほかに、人間は誰でもミスをするものですから、それを元に反省をしてくれればそれでいいとおもっています。

ただ、その医師のところには二度と行くことはないでしょう。その医師からは挨拶の一つもありません。先日も書きましたが、執刀してくれたお医者様や、彼女の療養生活を支えてくれている看護士やスタッフの皆さんの、プロフェッショナルな仕事振りを見ているからこそ、強く感じるのです。わたくしにだって自分たちの命や健康を守る権利があります、その医師とはこの先関わらないのが、合理的な判断だと思っています。

時々、手に負えないリペアを持ち込まれて、メーカーさんに送るなんてこともあります。人から見れば、そんなこともできないのかと嘲笑の的になるかもしれません。しかし、自分に出来ないことを無理してできるといい、取り返しのつかないことになるぐらいなら、わたくしは馬鹿にされようが笑われようが、ぜんぜんかまわないと思うようになりました。その人のギターがきちんと治ってくれるのが最終的なゴールなんですから。

人間調子の悪いときもあれば、ミスをすることもある。知らないこと、できないこと、そういうことがいっぱいあります。また、逆に調子のいいときに、それこそ調子に乗って誰かにめいわくをかけてしまうこともある。けれど、そのときにどんな仕事ができるかと言うことは、必須条件なのはいうまでもありませんが、どれだけ誠実に対応できるかが大事なのだと思います。

ようするに、最後は人間性の問題なんだと思います。


::::休業日・営業時間変更のお知らせ::::
8月23日(金)・・・出仕事のため休業いたします。
9月28日(土)・・・店主ライブのためお休みいたします。
10月中旬か下旬ごろ・・・東京出張のため二日間ほどお休みします。
2014年2月・・・まだ未定ですが、渡米のため1週間ほどお休みします。
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プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


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