ギター寅さんの日記 |2013年12月19日 「義」と「利」

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2013年12月19日 「義」と「利」

今日はちょっと長いですよ、めんどくさいならスルーしてください。さきに、休業日だけおしらせしときます!

:::::休業日のお知らせ:::::
12月22日(日) 外出のため休業いたします。
本年度は12月30日まで、新年は1月5日からの営業します。
12月31日(火)~1月4日(土)お正月休みを頂戴します。
なお、1月4日(予定)には、我らがトリプルトラブルライブあります!半年振りのライブ、新曲を引っ提げて登場します。よろしくおねがいします。


商売柄、いろいろな人がお店にお見えになられますし、思想信条的に、いろいろな考え方をもつ方とお会いします。それぞれに、それぞれの理想があり、それに向かって進む姿は、とてもすばらしいことだとは思います。

もちろん、社会に対して問題意識を持ち、行動を起こすことは大事です。何もしないよりかははるかにましです。しかし、そういう運動や活動をしている人たちを見ると、残念ながらわたくしには、「傲慢さ」しか感じられません。

そういう人たちは、はすぐに、「人間にとって理想の社会」なんていうものを口にします。でも、「理想の社会」を、自分勝手に定義付けて他人に押し付けるなんて、そもそもムチャクチャだと思います。

なぜなら、100人ひとがいれば、100通りの理想がある。それをお互い否定するのではなく、話し合い、すり合わせて、折をつけて、お互いに前に進むのが、わたくしは「大人」だと思うからです。

言い換えれば、それを「社会生活をおくること」といってもいい。

そして、そういう人たちは、なまじ頭でっかちな知識はあるだけに、何かと難癖をつけ、他人の理想や夢を受け止めようとはしません。とくに、これは右左に関わらず、極端な考え方の人に見られる傾向ではあるんですが。

他人とやりあう、つまり「社会生活」を送る体力がないから、自分とは違う考えかたは無視する。そういう人たちにとって議論とは、自分と考え方のあう人間と、耳障りの良いことを言い合うことでしかありません。

それって、結局ただの自己満足でしかないし、誰一人動かすことはできません。そして、ついには、観念でしかない「理想」とやらを口にして、他人を見下すようになっていきます。

そんなことだから、自分が認められないとなると、過激な事すら容認するようになるんです。そのうち、テロを容認するなんていいだす。理想のためには死にゆくひとや、傷つくひとがいてもやむを得ないとか言うようになる。

それじゃあ、昔、東京の地下鉄で毒ガスを撒いた奴らとおなじです。

これだけははっきりさせておきたいと思います。
この世の中に、誰かの理想や大義名分のために、傷ついたり、死んでもいい人間なんて一人もいません。

それゆえに、わたくしどもはお金持ちや政治家、声の大きいひとや、動きの大きい人のすることに対して、常に目を光らせておかなくちゃならんのです。

そして、わたくしは表現活動に資する商品を取り扱って糊口をしのがせていただいている立場上、世界を変えるのは銃弾ではなく表現活動であると信じております。したがって、テロや暴力を一切容認することはできません。



そして、昨年末の総選挙、投票率は戦後最低、それに、20代から40代までの若年層の投票率にいたっては50%をを切ったといわれています。その上での自民党圧勝ってことの意味を、こういう人たちはどこまで真剣にとらえているのか、それも疑問です。

この手の人たちは、政権与党である自民党を眼の敵にしますが、そもそも、そんな選挙で、自民党に勝たせたのは誰でしょうか?

直接自民党に入れた人ももちろんですが、棄権した人たちも同じですし、その票を取り込めず、抵抗できる勢力を作れなかった人々も、結果的には自民党の圧勝に手を貸したのと同じです。

この期に及んで、原発推進などとは鬼畜の沙汰です。秘密保護法は国民から目耳を奪います。このままでは、わたくしどもは、国家に緩慢に殺されていきます。その認識は、おそらくどんな立場の人間でもおなじだと思います。

でも、そういうものに反対する運動を国民的な大きな力に育てられない人たちにも、わたくしは大いに問題があると思います。マスコミが偏向しているとか、妨害があるとか、そんなことただの言い訳にしか過ぎません。

権力はその気になれば、国会前のデモ隊に機動隊をけしかけて、催涙弾を打ち込み、六尺棒で蹴散らすことだってやりかねない。そういう相手と対峙しているという自覚も、まるで感じられない。

そういう人たちがみんなの支持を得られないのは、すなわち相手を侮り、人々を見下げているからです。そんやつに、誰がついていくかって。



だからわたくしは何度も言うんです。世界を変えたければまず自分が変われって。

何かを働き掛け、うごかしたいなら、他人を見下すのではなく、他人とどれだけ同じ目線にたてるか、まずはそこからなんだと思うんです。100人100通りの理想や夢と、どれたけ共感できるか、どれだけすり合わせられるか、たとえそれが敵かも知れない人であってもです。

というか、犯罪者とかは別として、同じ社会に生きる人間を敵味方に分ける発想を持っている時点で、世直しなんて絶対無理です。

人を動かすには、きっとバランスのいい「義と利」が必要なのだと思います。

「義」のみで振舞うと、人々はせいぜい尊敬しながら遠ざかっていきます。「利」のみで動けば人は動くかもしれませんが、尊敬を失うことがあります。すなわち「義」と「利」両方がバランスよく伴わなければ、人は動かないし、動かせない。

かの坂本龍馬は、日本の行く末を思い、日本人同士が争うことを嫌って、実力を持つもの同士を、たとえそれらが犬猿の仲であっても手を握らせ、一歩前に進めることを考えたんです。そして、彼はそうすることで、お互い利益があるようにも仕向けていた。

そういうふうに、「義」と「利」、両方を立てることができてこそ、本物の世直しや革命につながるのだと思うのです。

いろいろな運動をしている人に対して、僕が全面的に共感をもてないのは、彼らは「義」のみで人を動かそうとし、「利」を考えようとしないからです。これとは逆で、それに反対側の人にも共感できないのは、「利」のみをかんがえ「義」をないがしろにするからです。

おそらく「正しさ(義)」には「やさしさ(利)」が必要なんだと思うんです。なぜなら「正しさ」と「やさしさ」は究極的には両立しえないものだから。なんか、わけのわからない書き方ですが、その矛盾こそが、人間という存在の限界を示しているものだからです。

その限界を意識することが、おそらくは人間を理解し、何かに働きかける一歩なのだと思うんです。それができない人に、革命や世直しなんて、絶対に無理だと思います。



わたくしたちは今、袋小路で放射能や軍国主義という暴漢に取り囲まれているのと同じです。それでもまだ、言い訳を続けるのですか?マスコミが、政府が、東電が・・・・・って、そして、みんなの意識が低いからって、見下し続けるんですか?

そんな人たちに、わたくしはこれっぽちも、共感することはできません。

本気で戦う気がないならそれでかまいませんが、わたくしは今後、その手の活動の応援やお手伝いをする気はありません。偽善に手を貸して自己満足に浸るぐらいなら、わたくしは緩慢に殺される道を選びます。

それは、諦めでもなんでもなく、自分がしたことに対する、大人としての責任の取り方だと思うからです。

そして、おそらく、あとの世代は、わたくしどもの間違いから多くのことを学び、賢明な判断を下し、正しく「力」を得て、正しい方向にこの国を導いていくことでしょう。それがおそらくは、人間にとっての進歩なんだと思うんです。

わたくしはそれで、充分満足です。



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プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


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