ギター寅さんの日記 |2011年6月20日 マナー

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://guitartiger.blog54.fc2.com/tb.php/802-dff09fce

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

2011年6月20日 マナー

楽器店の店先に並んでいる普及品(言葉を換えれば安物)の楽器をして、「楽器としてなっていない」とか、「楽器としてぎりぎり」なんていう人がいます。プロでない人なら言わせておけばいいのです。その人はおそらくどこかで誰かに笑われています。

けれど、リペアマンや楽器店の店員さんの中に、こういうことを言う人がいます。やはりこれは反則です。プロレスでレフリーがどちらかの味方につくようなものです。それは、自分の好みやこだわりが、物事の良し悪しだと、誤まった商品知識をお客様に伝えることになるからです。

それに、その人たちがこき下ろしている楽器を、その人たちは作ることができるのでしょうか。極論になりますが、高級な素材や部品を使って、一品物であれば、どんなギターでもやりたい放題作れます。でも、それは限りなく趣味に近い領域の話であり、商売として成立するかはまた別の話です。したがって「まず販売価格と販売本数の縛りありき」、つまりは「商売にならなければならない」ということが至上命題となる状況下で、それなりの品物を作るということは至難の業です。

その至難の業を、やってのけた上での「楽器としてなっていない」「楽器としてぎりぎり」という発言なのでしょうか。やはり、それはプロとしてはどうかという物言いだと、僕は思います。

確かに、中には首をかしげるできばえのものもあります。けれど、それを持っている人がそれなりに満足しているのならば、周りの人がとやかく言うことではありません。むしろ、ブランド品を盲目的にありがたがる人よりかは、精神的にも健康的ですし、見ていても楽しそうです。

楽器のプロは、楽器を売るのであって、自分の「こだわり」や「思い込みを売る」のではありません。フェンダーの社員マニュアルにも、同じようなことが書かれています。「こだわり」は料理で言えば調味料みたいなものです。さりげないからこそ意味がある。調味料も度我過ぎては逆効果なのと同じように、こだわりばかりを全面に押し込まれれば、押し込まれるほうは大変です。

それは、商売をする上での「他人に対する思いやり」でしょうし、「マナー」でもあると思います。

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://guitartiger.blog54.fc2.com/tb.php/802-dff09fce

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。