ギター寅さんの日記 |2011年7月18日 わたしは時々乱暴です。

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2011年7月18日 わたしは時々乱暴です。

いつだったか、とあるハンドメイド系ギターメーカーに、パーツの問い合わせをしたときのことです。僕のメールでの書き方がまずかったのか、電話がかかってきました。

とりあえず、何が聞きたいのかを確認されたかったようなのですが、何が聞きたい!?と言う割には、僕には最期まで話させてくれませんでした。僕から話を聞きたいのか、あるいは自分がしゃべりたいのか、よくわからない人でした。

しかも、最期にはどっちがお客なのかわからないぐらいの上から目線。ギターを作れるということはそんなにも偉いことなのでしょうか。

この方は、いわゆる素人さんやエンドユーザーにもこんな口の聞き方をしているのでしょうか。それならば、職人とか、ギター屋さんとかのまえに、社会人としての資質にかけていると思います。

どんなにすごいプレイヤーにどれだけすごいギターを提供していても、どれだけすごい技術があり、知識があろうとも、他の人に、「ものすごく難しいことをしている」と思われてしまっては、僕は終わりだと思っています。

確かに、ピックアップを作れたり、ギターを作れるのは特殊な技術かもしれませんが、かといって、特別な人間であるということはありません。

なによりも、自分の専門知と世間知をはかりにかけて、世間知を見下すような人間にはなりたくありません。

さて、僕はお客さんからの質問に答えるとき、ものすごく乱暴なことにはなるのですが、わかりやすく説明するために、いろいろなモノにたとえて説明をします。

たとえば、ピックアップから流れてくる電気信号は、川の流れ。ポットは、その水をせき止めるダム。コンデンサーは、流れている川の流れの上澄みをすくってよそに流すもの、シールドとは、水の流れにごみとかが入らないようにするための蓋、って言う具合にです。

ピックアップから流れてくる電気信号は交流であり・・・・とか、ポットは可変抵抗器で・・・・とか、コンデンサーは静電容量が決まっていて・・・・・とか、そういわれても、さっぱりわからないでしょ?

いつも言っているように、人間は「正しさ」にはついてこないのです。人々は「楽しそう」なことについていくのです。「正しいこと」を頭の中にイメージすることは、なかなか難しいのですが、「楽しそうなこと」をイメージするのは、簡単で何よりも面白いのです。

材料とか厳選して、がちがちに作りこんだギターとか、ずっとほしくってたまらなかったギターが、イザ手にしてみると意外と期待はずれだったってことはよくあります。これとは逆に、何気なく手にしたギターが案外よかったり、なんてこともあったりします。

つまり、自分が楽しんでいるところをイメージできるかできないか、いいギターの条件っていうのは、実はそこが大きなポイントなんだと僕は思っています。

僕が時折、乱暴なたとえを持ち出すのは、お客様の頭に僕の偏った考え方を刷り込むのではなく、具体的にご自身が楽しんでいるイメージを持ってもらうためです。そう、人間、わからないことがクリアになるほど、楽しいことはないのです。

わからないことがあったらなんでも聞いてください。一緒に考えて行きましょう。

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プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


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