ギター寅さんの日記 |2009年4月14日 晴 漆の話 8

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2009年4月14日 晴 漆の話 8

まったく持って当然の話なのですが、エレキギターの音質というものは、もちろん当方がこだわっている塗装だけでなく、さまざまな要因によって決定してきます。その中でも、とくに、パーツの選定はシビアといえばシビア、迷いが多いといえば多いものです。

何よりも、当方のスタンスとして、お客様のやりたい音楽、やっている音楽を聞き込み、お話を伺って、パーツを選定していくのは言うまでもありませんし、ご要望があればお客様のお好みの部品を調達いたしますが、当方の漆仕上げギターのパーツ類には下記のメーカーのもの優先採用することにしています。まずは、エレキギターの心臓部、ピックアップから。

rio grande rogo

アメリカ留学中に実習で作るギターに搭載するために、恩師ジョー・ヴァレー(ドウービー・ブラザーズのギターテクをやってた人)に勧められて以来、すっかりとりこになっています。

創業者ジョン・バート・ウィトロックとデヴィッド・ウィンツが、25年以上にわたって収集・売買してきたヴィンテージギターや、リペアの経験から培ったノウハウを、惜しみなくつぎ込んで作られているのがこのピックアップです。日本ではポピュラーなディマジオ、ダンカンに比べて、トーンは全体にクラシカルですが、歪ませたときも、ストラトならストラトらしく、テレならテレらしく、しっかりとキャラクターが残ります。

そして、なによりも、ギターや弾き手のキャラクターをきっちりと出してくれる、そういう印象が強いPUです。ディマジオ、ダンカンの”ベタ”なトーンがいやだという人は試してみる価値があると思います。ヴィンテージ感を前に出すならTallBoyシリーズ、太さがほしければMuyGrandeシリーズをオススメします。

それでは、いくつか紹介してみましょう。

BBQbucker.jpg

シングルコイル派の僕が、初めていいなあ!と感じたピックアップ。BBQバッカーです。アメリカで、一緒に仕事をしていたギタリストが、ツアー用のギターに使っていたのもこれでした。クラシカルなトーンですが、ひずませてもキレイに鳴ります。

Muy grande Tele

リオ・グランデのテレキャスター用PU、MuyGrande。MuyGrandeとは「とても大きい」という意味のスペイン語だそうです。ポールピースの直径は1/4インチ(6.5ミリ)。同じようなコンセプトのものが、ダンカンから出ていますが音はまるで別物です。ダンカンのそれが太い音を出すことに心血を注いでいるのに対して、これは音が太くなりつつも、”テレらしさ”を残すことに腐心しているようです。おそらくは、巻きつけてある銅線の太さと材質の差であろうと思われます。

JBset.jpg

漆仕上げを施したベースに採用したVintageTallbayです。漆仕上げで反応のよくなったボディとあいまって、コンプ感とドライブ感がでた、というのがオーナーの感想です。

そして、侮るなかれ、弦です。僕の印象では、ポピュラーなアーニーボールやダダリオよりも、若干硬い感じがしますが、このSIT弦のきっちりとしたテンション感は弾いていて安心感があります。

Sit logo

SIT弦は、チューニングの安定性を高める「ステイ・イン・チューン加工」が施されています。これはSIT創設者ヴィルギル・レイ氏によって開発された、チューニングに最も影響を与えるボールエンドのネジリ部分の滑りを防止するSIT独自のツイストロック加工です。エレキギターのチューニングの狂いの原因は、もちろん、弦そのもの劣化などもありますが、トレモロ付きのギターの場合、アーミング時にボールエンド部が動くために発生します、それを防ぐことができるのです。

また、このロゴマークも伊達ではありません。また、芯線には、スウェーディッシュスチールとしてもよく知られているハイカーボンスチールを使用。パワフルでありながら、サスティンのあるクリアなサウンドをクリエートします。ハイカーボンスチールとは、いわゆる超炭素鋼というもの。戦車の装甲板や軍艦の甲板に使われるような、高い強度を持つものです。また、スズめっきを施してあり、手触りがよく、指と弦の摩擦を低減しています。
エレキギター・ベースだけではなく、アコギをはじめ、ドブロ用なども商品展開しています。

Gotoh rogo

そして、ペグやブリッジなど、弦に直接触れるハードウエア類は、特別なリクエストがない限り、ゴトー製をおすすめしています。高い品質とコストパフォーマンス、そして、Made in Japanの絶対的な安心感。これに勝るものはありません。いろいろとゴトー製の部品を見てきましたが、今のところはずれはひとつもありません。

これからも、いろいろなパーツを探して、研究を続けたいと思っています。

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プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


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