ギター寅さんの日記 |2011年10月2日 よく考えれば。

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2011年10月2日 よく考えれば。

唐突な話の持っていきかたで、本当にすみません。おかげさまで店を始めて4年目、ようやく食べていけるまでになりました。これもひとえに、支えてくださる皆様のおかけです。本当にありがとうございます。

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商売柄当然のことですが、いろいろなギターを見ます。あるものは、修理で、あるものは販売委託で、あるものは改造で、いろいろな理由でいろいろな楽器が入ってきます。

それらをみていて気がついたことなのですが、どんなにすごい高価な楽器であっても、それこそ、楽器店の店頭に19800円でアンプ付き、みたいなギターであっても、弾き手がそこにいなければ、その楽器の存在する意味はないなと。

それゆえに、ギターという道具は、その人のキャラクターをかなり強烈に決定付けるアイテムでもあるのです。

したがって、僕はギターを拝見させていただくときに、ギターはもちろんですが、そのギターを弾く人それぞれの音楽的嗜好や、表現したいもの、どんな生い立ちをたどってきたのか(それは音楽的な遍歴をふくめて)、さらに親しくなれば、どんなお仕事をしているのか、家族構成などをお伺いすることもあります。

つまり、本来的に僕たちの仕事は、ギターを見させてもらうのが仕事なのではなく、ギターを通して「人」を見させてもらうのが仕事なんです。なぜなら、「弾き手」の顔が見えなければ、当然何も始まらないからです。

相手がプロのギタリストであれ、ギターを始めたばかりの中学生や高校生であれ、その姿勢は同じです。ギターへの関わり方は人それぞれ千差万別です。それに柔軟に対応できてこそのプロフェッショナルだと僕は思います。

それに、僕らプロでも、全世界で販売されているすべての楽器をみて、触ったわけではありません。わからないことがあって当たり前なんです。むしろ、知っていることなんて、楽器全体を思えば、ほんのわずかなことでしかない。

にもかかわらず、僕らぐらいの年齢になると、そんなわずかな知識や経験しかないくせに、あたかも自分がものすごく楽器のことを知っているつもりになっている人がいます。それは、素人玄人に関わらずです。

本来、「知識」というものは知れば知るほど、知らないことが増えていき、「経験」とは、重ねれば重ねるほど、さらに難しい仕事がやってくるような、実は矛盾したものです。それゆえに人間は死ぬまで勉強です。

それに気がつかない人間を、僕は「傲慢な人」というのだろうと思います。そういう人には絶対になりたくないです。

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プロフィール

ギター寅さん

Author:ギター寅さん
※なお、このブログの文章や写真、ファイルなどに付きましては、管理人ギター寅さんこと古谷周治は権利を放棄しておりません。引用・転載ご希望の方は、www.gwnn.infoまでご一報ください。無断引用・転載を発見しました場合は法的措置を取らせていただく可能性がありますので、十分ご注意ください。



1994年 京都精華大学人文学部人文学科卒業 8年間の仏具製作卸売会社勤務の後・・・、

2002年 ESPギタークラフトアカデミー大阪校本科修了、

2003年 アメリカ・アリゾナ州Roberto-Venn School of Luthiery秋クラス修了、

2004年 サンフランシスコでエレキギター工房、CenterLineGuitarsの立ち上げに参加

帰国後は木工職人、楽器店の修理担当をへて、現在に至る。


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